近年通販市場への参入企業が急速に増加したことにより、顧客の獲得単価(広告費)が上昇しています。またユーザーはよりお得感のある商品を求めるため、利益率の低下も課題になっています。今回はそんな市場に活路をつくるためのSNSの活用に関するトピックスをお伝えします。お時間ある際にぜひお読みくださいませ。
世界的に行動制限が緩和され、消費が戻りつつある市場ですが、反面、広告の価格が上昇し、顧客の獲得効率が下がってきていると言われています。これは通販への参入企業が増加したことや、この数年間でユーザーが広告疲れを起こしたり、広告へ対する規制強化など、様々な要因が絡み発生しているようです。
そんな中、ただ単に純広告を展開しても広告効率は中々上がりません。そこで注目されているのが動画アプリとSNS上手く連携した販促活動です。SNSのポイントは広告と違い一方的な発信ではないため、いかにユーザーを巻き込むか、ユーザーに合うコンテンツをピンポイントで展開するかです。例えばアパレルでは、実際のスタッフが商品のコーディネート例を紹介したり、数名の体型の異なるスタッフが商品の試着を行い、サイズ感をプレゼンしたり、細かい縫製部分を紹介する。コスメでは使用方法や使用感をリアルに感想として紹介するなど、上手く動画とSNSをミックスさせコンテンツ自体を広告として配信しています。SNSは広告と違い情報の蓄積と拡散によるファン獲得も行えるため、様々な業界で力が入れられています。今後も新しいSNSアプリの誕生に連動し広告の手法もアップデートされるかと思います。
自社の新規顧客獲得とSNSの活用は上手くできていますでしょうか。ぜひ一度チェックししてみてください。何か見えてくることがあるかもしれません。
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ダイレクトマーケティングプランナー 石井 孝典