ここ数年はインバウンド需要が停滞したものの、世界的にECの利用が拡大しました。海外向けたECを行う場合、まずは最低限おさえておかなければならないポイントがいくつか存在します。今回は「越境ECをすすめる前に抑えるべきポイント」についてのトピックスをお届けします。お時間ある際にぜひお読みくださいませ。
越境ECを立ち上げる上でまず大切なのは対象となる国の社会情勢やニーズを分析し、うまく商品へ反映させることです。以前はメイドインジャパンという冠をかかげ、日本仕様のものをそのまま海外へ持ち込んでも売り上げがたつような流れも一部ありましたが、時代は変わってきています。
世界中のメーカーが対象国へ商品を展開するようになり、さらにその品質も拮抗しています。また対象国も自国内での開発を当然すすめているため、わざわざ高額な輸送コストや複雑な手続きを必要とする越境ECで勝機があるかをまず見極める必要があります。
そこで大切になってくるのが「徹底した差別化」です。商品に独自のテクノロジーや開発背景があるのかをまずは確認し選定するようにしましょう。
そして2つ目は現地のネットマーケティングのトレンドをおさえることです。海外では日本で馴染のないモールやSNS、ライブコーマスがECの要になっています。また年代によって閲覧するコンテンツや使用するアプリがまったく違うことが多々あります。まずは現地メディアの最低限のトレンドを抑え、自社の商品がどのマーケティングの流れにのせやすいかを確認してみてください。
言語と文化の違う国でのEC展開は魅力も大きいですが、施策を誤れば成果がないまま撤退ということにもなりかねません。今一度自社の取り組み方を見直してみてください。何か気づきがあるかもしれません。
ダイレクト・ラボでは既存の通販ECの構築支援、コンサルティング、リフレーミングも行っております。初回ご相談は無料ですのでお気軽にお問い合わせください。
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ダイレクトマーケティングプランナー 石井 孝典