通販業界はここ数年で大きな発展を遂げ、今は成熟期に移っています。市場全体の売上規模の伸び率は鈍化していますが、通販各社は、第二のヒット商品の開発や売上の安定化に知恵を絞っています。そんなマーケットの中でも、これから通販事業をはじめようとする事業者の方はまだまだ多いものです。今回はそんな方々に向け、通販業をはじめる時におさえておくべき大切なことについてお伝えいたします。お時間ある際にぜひお読みくださいませ。

通販業を始めるにあたって必要な準備項目は様々あります。商品開発、ブランディング、広告・広報計画、CRM計画、調査・マーケティング、フルフィルメントの整備、顧客対応の各種マニュアルの企画等、大小項目をあげると実に多くのものがあります。そのような項目が概ね揃ってはじめて事業化されますが、とても重要なのがまず何から取り掛かるべきかです。
それは「KPI設定」の深堀りです。通販事業を始めるにあたって最も大切なのはまず数字です。事業のローンチから回収まで一定の期間がかかり、投資が必要になる通販事業は、KPIが優れたものであるのか、ないのかでまるでGOALが変わってきます。1ヵ月後、3ヵ月後、半年後、1年後、それぞれのフェーズで進捗を確認し、都度その計画を調整・修正。どこまでもKPIに寄り添い、それに対して正直でいなければなりません。
KPIが何となくこうなっていたらという形式だけのアバウトな設計になっていないか、KPIの達成・未達成の際にとるべき次の行動はなんなのか。経営的な視座に立脚した作りこみが必要です。これらを準備するのは通販業ではあたりまえの初手ですが、作り込みのレベルも、活用のレベルも企業によって様々です。とくに通販事業をはじめて行う方々は、商品開発から先に入ってしまったり、広告制作と出稿から入ってしまったりと、KPIの作り込みが後手にまわるケースも多々見受けられます。それらの準備が甘いと、計画は徐々にずれていき、最終的にはGOALを見失うことにも。
今から通販業をはじめていく方は、まずKPIの準備ができているか必ずチェックしてみてください。何か見えてくるものがあるかもしれません。
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ダイレクトマーケティングプランナー 石井 孝典