近年の人手不足の波は通販業界のマーケターにも及んでいます。メディアバイイング、販促企画、商品企画、デザイン、データ分析などの分野の人材は、一時期は企業の買い手市場だったのが反転し、現在は売り手市場に変わっています。そこには時代背景や複雑な要素が絡んでいます。今回はそんな通販業界マーケターの人材確保についてお伝えいたします。お時間ある際にぜひお読みくださいませ。
今どの業界でも人材不足の問題は深刻ですが、今後より困難になると言われています。現役世代全体の数の減少や、働き方改革による総労働時間の規制、賃金上昇トレンドなど様々な要素が絡み、問題の複雑さは増しています。
とくに通販マーケターの人材課題に関しては深刻です。これらの人材は一定のレベルに育つまで多くの時間とコストがかかります。企画やデータ分析などの専門的な知識に加え、交渉力や調整力、人脈力、センスなど数値化できない部分もスキルを積み、希少人材として育っていきます。またそれらは育成される母数自体が少ないため、より人材としての価値が高くなります。以前はこのジャンルの業務を希望する人自体が多かったため、離職者が出ても、人の入れ替えが容易に可能であり、これが問題になることはそうありませんでした。
ですが時代が進み、そもそもこれらのジャンルを希望する人材自体が減少しているという事実があります。業務が複雑で、難易度も高く、ストレス負荷が強い部門だからです。QOLを意識した働き方が主流になりつつある今、仕事に人一倍の好奇心と熱量を持ち、邁進することがシンプルに必要なこのジャンルの業務に簡単に人が集まるはずがないというのが現実です。そのため、まずは根本的にこれらの仕事を担うスタッフの離職と、他社へ流失するのをいかに防ぐかが非常に重要になっています。社内労働環境の整備、バックアップ体制、待遇面の向上など、上層部が中心となり、課題に対応するのは必然という流れになっています。一度離れてしまうとそれと同等のスキルを持った人物の採用活動は本当に困難を極めます。自社のマーケター人材の確保の状況はいかがでしょうか。一度確認してみてください。何か見えてくることがあるかもしれません。
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ダイレクトマーケティングプランナー 石井 孝典