近年の通販は市場全体の問扱い高の上昇と合わせて、広告費の高騰や競合の増加などで競争が激化していると言われています。そんな中で支持されるビジネスになるために最も重要になってくるのが通販ブランディングの実践です。今回はそんな通販のブランディングについてお伝えいたします。お時間ある際にぜひお読みくださいませ。
通販ではどんなに良い商品でも新規顧客へ向けての広告がある程度リーチし終わると、必ずと言っていい程事業の減速期に入ります。新規顧客の獲得数と既存顧客の流出数が逆転しだすことが減速期の最も大きなシグナルです。シグナルが出始める前、出た際に行う対策として新商品の投入や商品のリニューアルなども勿論あげられますが、まず始めに行わなければならないのが、対象となっている商品がしっかりとブランディングされていたかどうか確認し、問題があればすぐに改善することです。
新規顧客の獲得が上手くいっている間、意外と疎かになってしまうのが商品ブランディングです。獲得の為に露出されるのはバリューの高いキャンペーンや広告原稿です。これにより商品の印象はそこがピーク(まずはバリューがメイン)という具合でスタートします。この際、商品を顧客に届けた時のブランディングが適正に行われていなければ、顧客の期待値は最初の接触時をピークに、後はさがっていくという流れになってしまいます。これを改善する一つのヒントは、商品の広告を注文した際が期待値のピークという状態から、商品が届き、受け取り開封した際をピークにするということを意識してブランディングし直していくということです。
ブランドの定義は幾つもありますが、その一つに「信頼」というキーワードがあります。似たような商品が市場に様々ある中で、顧客がなぜその商品を選んだのか、その理由はシンプルに商品を「信頼」できるからにあります。ですが、これを新規広告ではまず「信頼」より、「お得」や「煽り・目立つ」を優先する傾向にあるため、顧客が商品に向き合う際、そもそも「信頼」をイメージしていない可能性があります。顧客に長く愛用いただくための何よりも大切なテーマが抜け落ちてはいませんでしょうか。
まずは自社の商品・サービスに「信頼」というキーワードがどれだけ盛り込まれているか、一度チェックしてみてください。何か見えてくることがあるかもしれません。
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ダイレクトマーケティングプランナー 石井 孝典