通販市場の活況で、参入企業が増加している中、既存の通販企業の課題になっているのが広告費用対効果の低下です。今回は「新規獲得広告の抱える課題点と今後」についてのトピックスをお届けします。お時間ある際にぜひお読みくださいませ。
いまから約20年~25年前は通販広告と言えばネット広告よりも、新聞や雑誌、テレビといったメディアが主流でした。まだまだ参入企業も少なく、小さな広告枠でもある程度のレスポンスが獲得でき、クリエイティブのブラッシュアップとテストを繰り返し、徐々に拡大をしていくと言う流れが通販マーケティングの王道の手法でした。
ですがここ数年でネット通販が拡大し状況は変わります。
ユーザーはスマホを通じ、時間と場所を選ばず気軽に買い物ができるようになり、WEBを主体としたネット広告も展開が拡大。多くの企業が通販に参入するようになり、もはや通販で買えないものの方が少ないといっていい程、通販は一般的な販路になりました。
しかし同時に通販の新規獲得は競合が急増したため、1件当たりの顧客獲得コストは増加傾向にあります。また消費者はスマホで多くの広告を日常的に見せられるようになり、広告の接触による効果も下がっていいると言われます。今後もこの流れは続くとされ、メーカーは新規広告にかける予算の見直しを迫られてくるのは必至です。
その際、対策として早めにおさえておきたいのは「獲得顧客の育成・CRMの強化」です。そもそも通販では一度の取引で収益化されることはほとんどありません。よほど原価が低いものや販売価格が高額なものは別ですが、商品をお客様に届けるには、商品代金、送料、配送資材費、広告費、テレマ関連費など様々なコストが含まれているため、リピート購入をいかに促進するかが重要です。通販事業は新規予算ばかりでなく、既存顧客の育成にコストを最適に分配し、バランスのとれた運営をすることをまず考える必要があります。
今は獲得顧客にいかにファンになっていただくか、今まで以上にCRMが重要視される時代です。ぜひ一度、自社のCRMを見直してみてください。何か気づきがあるかもしれません。
ダイレクト・ラボでは既存の通販事業全体のコンサルティング、リフレーミング、CRM構築の支援も行っております。初回ご相談は無料ですのでお気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
福岡の通販広告・販促・通販コンサルティング専門の広告代理店 株式会社ダイレクト・ラボ
ダイレクトマーケティングプランナー 石井 孝典